• 技術室について

 防災研究所技術室は約20名の教室系技術職員で構成され、防災研の研究や教育が円滑に進められるように、技術支援を実施しています。技術支援の内容は非常に多岐に渡ります。代表的なものとして、防災研が保有する大型の実験装置の運転と維持管理のほか、地震や火山に関するさまざまな観測、情報ネットワークの管理などを挙げることができます。

 技術職員の配置先も多様です。宇治キャンパスのある京都府だけでなく、岐阜県、大阪府、和歌山県、宮崎県、鹿児島県でも日々、技術支援を担っています。技術職員が観測などに出かける先はさらに広範囲です。東北、北陸、西日本全域のほか、ニュージーランドなどの海外も技術支援の対象になります。

 防災研技術室は、ほかの部局に比べて、技術職員の組織化が進んでいることも特徴の一つです。複数の技術職員が協力したり、分担したりして、技術支援の依頼に応えられることが最大の強みです。こうした組織力は、技術室が独自で実施する研修にも生かしています。